あか牛とは、和牛の「褐毛(あかげ)和種」という品種で、濃厚でまろやかな肉本来の旨味が特徴。
こちらは、熊本県阿蘇市であか牛を肥育している「あか牛の三協株式会社」の子会社で、熊本あか牛に惚れ込んだ大阪出身のオーナーが「地元でもこの味を広めたい」という想いでオープンさせた。
信頼できる生産・流通ルートなので、新鮮さと品質は間違いなし。
自慢のお肉を安心して楽しむことができるお店だ。
ランチ限定の「あか牛肉懐石」は、あか牛を使った9種類の料理を味わうことができて、見た目も贅沢なメニュー。
おすすめの「あか牛ひつまぶし」は上と並があり、数種類の薬味と組み合わせて、最後は出汁をかけて土鍋ごはんのお焦げまで楽しむことができる。
ディナーは、焼き、しゃぶしゃぶ、焼きしゃぶ、すき焼き、イタリアンなどバラエティ豊かなコース展開がされている。
あか牛を、より美味しく食べるためのコツは「焼きすぎない・炊きすぎない」。
旨味を堪能してもらうために、しゃぶしゃぶなら火を通す際にピンクに色づく程度で引き上げるのが良いという。
1人1つのトングを提供し、「トングから手を離さないでください」とアドバイスするほどのスピード勝負だ。
部位の選び方やミリ単位のカットの厚さなど、自信を持って提供しているあか牛を、より美味しくお客さんに食べてもらうための工夫が随所にされている。
そして、主役のお肉だけでなく、白米にも強いこだわりが。
例えば「ひつまぶしならタレをかけてもふっくらした状態で食べられるように」など、お米の種類、水の量と浸水時間、炊き方など、試行錯誤を繰り返してきたそう。
「お客さんからは『こんな美味しいお米、食べたことない!』と喜んでいただけています。うちは牛屋さんなんですけど、喜んでもらえるのはなんでも嬉しいですよ」と笑ってお話を聞かせてくれた。
また、つけだれと、焼きの油もほかとは違う。
しゃぶしゃぶのたれは特製で、胡麻だれの器には胡麻の団子が入っていて、それを崩しながら食べるスタイルだ。
非常に優しくミルキーな味わいなのだとか。また、焼きのタレは3種類、それに加えて塩とわさび、ポン酢もあるので合計5種類から、好みの食べ方で自由に楽しむことができる。
油は、牛脂に比べてさっぱりとした米油を使用。お肉が薄いので、ロースターにくっつきやすいことから、たっぷり油を引いてもしつこくない米油を採用しているのだそう。
単品は馬刺しや牛骨スープも人気で、メンチカツやローストビーフなど、お子さまや若者が喜ぶメニューも。
幅広い層のお客さんに楽しんでもらうため、コースのボリュームやバリエーションについて女性目線も取り入れて考えているそうだ。
夜メニューの野菜と白ごはんはおかわり自由で、そのほかにもお客さんの意見も反映しながら、日々メニューの内容はアップデートしているとのこと。
お酒は焼酎から日本酒などさまざまで、ワインセラーも設置しているのでワイン派の方も安心。
“九州といえば”とイメージする芋焼酎や、熊本で多く造られる米焼酎もしっかり取り揃えられている。
個室があるので、お昼はお子さま連れのママ友会やファミリーで、夜は会食などの利用も多いそうだ。
飲み放題付きの宴会プランもあり、さまざまなシーンで活用できる。
落ち着いた雰囲気のなか、美味しいあか牛をぜひ堪能してほしい。