お店紹介

立ち飲み

立ち呑み処 平野屋精肉店

精肉店だからこそできる肉立ち飲み、お腹いっぱい食べて飲んで

2014年にオープンした、精肉店が経営する立ち飲み屋。
店主の阪本 聡さんは、幼馴染だった平野屋精肉店の3代目から誘われる形でお店を立ち上げた。
当時全く違う仕事をしていた阪本さんだったが、すぐに仕事を辞めて開店資金を集めて話に乗ったとのこと。
その後、平野屋精肉店のご家族がお店をたたむことになり精肉店の4代目も引き継いだため、現在は阪本さんは精肉店と立ち飲み屋の両方を切り盛りしている。
継業するにあたり、仕入れや捌き方を勉強し、飲食店をやるために焼き鳥屋にも修行に行ったそう。
質の良いお肉を使った料理をリーズナブルに提供できるのはお肉屋さんだからこそだ。

メニューには、牛肉、豚肉、鶏肉などの串ものや一品、揚げ物、アテになる料理がいろいろ並ぶ。
おすすめは「鶏ささみお造り」で、注文する人も多いそう。また、「タンツラミ」など毎日は入ってこないような部位もあり、コアなホルモン好きには喜ばれている。
人気の「ローストビーフ」は、平野屋精肉店初代のおじいちゃんから始まり、今の世代にまで引き継がれた伝統の味。
阪本さんも、幼馴染ゆえに小さいころから食べていたそうで、「一番自信がある」と安定の美味しさに太鼓判。
鶏肉は、仕入れ先に出向いたり何件も電話したりしてやっと見つけたというルートからで、どの食材もお肉屋さんならではのこだわりで選び抜かれている。

お客さんはサラリーマンや若者も多く、最近は女性グループも訪れて幅広い客層が肩を並べる。
実は下戸でお酒が飲めないという阪本さんは、お客さんにはとにかく料理を楽しんでもらいたいそう。
作り置きはほとんどせずに、しっかり自分自身で調理するというこだわりがある。
「食べすぎた!美味しかったわ」「お腹いっぱいになった。たくさん飲んだ」という声が嬉しいという。

「いろんな仕事をしてきて、お金の大切さの感覚が人とは違うかも。
大きな金額を扱う仕事もしてきましたが、いまは数百円のやりとりでお客さんに喜んでもらうのが楽しい」と阪本さん。
今後もアイデア溢れる新メニューに期待して、ぜひ飲みに行ってほしい一軒だ。

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