2012年にオープンした韓国料理店。
店長の金本順二さんは釜山にルーツを持つ在日韓国人で、これまで100回以上韓国に渡っているそうだ。日本でも様々な韓国料理店に足を運び、感覚を研ぎ澄ませたという店長自身が、全てのメニューを考案しているというから、その美味しさは間違いないだろう。
人気メニューは「サムギョプサル」「チーズキンパ」「様々な味のチキン」など。「美味しい肉は分厚い。肉の美味しさを伝えたい」という思いから、サムギョプサルは創業当時から豚肉の絶妙な厚みと塩にこだわっているという。追加の肉のラインナップでは、イタリア産の肩ロースが焼いても硬くならない絶品だとか。「超厚切りサムギョプサル」も、じっくり焼くことでより一層楽しむことができる。さらに、冷凍した肉は使わないという徹底ぶりも美味しさの理由だろう。
ポピュラーなメニューが一通り揃う中、オリジナルの一皿も。「牛すじ豆富チゲ」は、ホルモン好きの大阪人にはうってつけで、A4・A5ランクの牛のすじを使っているという。店主が「最強に美味い」と自信を持ってオススメするのは、「油かす豆富チゲ」で、大阪のソウルフードと韓国のチゲを合わせた、ここでしか味わえない絶品メニューだ。そのほかにも、イイダコの激辛炒め「チュクミ」や、手長だこ・えびの「ナッコプセ」など、本格的な韓国料理をここでは味わうことができる。
料理に合わせるのは、やはり韓国のお酒。国賓のレセプションでも提供されているという「福順都家 ボクスンドガ」や、人気の韓国焼酎「チャミスル」も種類豊富に取り揃えられている。
「本格的な韓国料理を食べたいけど、ディープなお店には入りづらい」という若い世代の人たちに来てもらえるようにと、お店づくりにもこだわりが。
写真を撮りたくなるような、マッコリの飲むときの器を使った外観にも注目だ。働いているスタッフも10代後半から20代と若い世代が多く、明るい雰囲気なのも魅力的。
韓国では、ビールを飲みながらチキンを食べることを「チメク」と言い、飲み会のテッパン。そんな風に気軽に楽しんでもらえたら、と店長の金本さんは話してくれた。
本格的な韓国料理をカジュアルに楽しみたい人は、ぜひ訪れてみてほしい。