
堺東駅近く、商店街にある和食居酒屋。
店主の片山史展さんは日本料理店で10年修行し、2019年にこの店をオープンさせた。
カウンター8席の店内は、丁寧に料理が作られていくのを眺めながらゆっくり飲むのにちょうど良く、目の前で作って目の前で提供するという店主のこだわりが感じられる。
落ち着いた雰囲気で、お客さんも1人もしくは2人連れで訪れる人が多いという。
メニューは和食中心。厳選した新鮮なお造りや季節ごとの食材に、店主がアレンジを加えた一皿が並ぶ。日本料理店出身であることから、「旬のものを提供したい」という思いが強いそうだ。
その中でもオススメは、餡を湯葉で包んで揚げ焼きにした「湯葉餃子」。修行時代に受け継いだという一品で、お客さんからの人気も高い。
和食に合わせるのはやっぱり日本酒ということで、地酒の取り揃えにもこだわりあり。
「ここに来たからには、ここでしか出せないものを」と、定番のもの以外に珍しいものを入れるようにしているとのこと。店主が選んだ数種類のお酒があり、1週間ほどでそのラインナップは変わる。
自身の店を持ちたいと思いながら修行に励み、イメージを膨らませていたという片山さん。
「大将」と呼ばれるにはまだ若く思われることも多いそうだが、「和食の基本をずっとやってきたので」という店主の腕は確かなもの。
ぜひ、一度味わいに来てほしい。