2021年、堺東にオープンした整骨院。
院長の石井尚さんは、2009年に堺院を開業。
店舗を増やそうと考えた時に、都会でありながら地元情緒が溢れていて魅力的だった堺東に出したいと思い、ここにオープンしたそうだ。
不調の原因を突き止めて根本的な体の歪みを解決する「3軸バランス調整整体」という独自のメニューと、
中の神経に直接当てられる電気を使う「ハイボルト」という電気治療、またそれらを組み合わせるなどして治療を行う。
石井さんは、高校生のころにお母さんが交通事故に遭い、家事も仕事もできない寝たきりの状態が1年ほど続いていて、整形外科や整骨院に一緒につきそっていた。
そこで出会った先生が「僕に任せというてくれ。動けるようにするわ」と言ってくれたという。
その先生の言葉の通り、お母さんはだんじりの後ろをついて走れるくらいまで回復し、その後定年まで仕事も勤め上げられたという。
感銘を受けた石井先生は、当時大学受験を控えていたが、その先生に弟子入りをお願いしたそう。
すると「君みたいなアツい奴は、俺の父親のところに勉強に行ってくれ」と言われ、ベテランの先生の元に住み込みで弟子入りをした。早朝から働き、お昼は専門学校へ、師匠の身の回りのこともして、厳しい環境で8年間修行したそうだ。
26歳で開業することになり、師匠に「勝負せなあかんぞ」と言われ、奮い立った石井さんは地元ではなく都会の街で勝負することにしたという。
また、スタッフの白澤準平さんは子どものころから市羽整骨院に通っていたそう。
小学生から高校生までバスケをやっていて整骨院に通っていた白澤さんは、高校生で進路を考えた時に一番身近な職業としてイメージできたため、この道に進んだという。
市羽整骨院の特徴は、丁寧な問診と根本的な治療。
「自分の家族だったらどうするんだろう?」という考えを常に持ち、家族の目線で何をしてあげられるか、何をしてあげたいか、またどうやったら安心して治療を受けてもらえるかを考えているそうだ。
毎朝の朝礼では「安心と感動をどうつくるか」そのことを共有しているという。
心がけていることは「『来てよかった』をすべての人に」とのことで、「最近も、首が痛くて寝られないほどだったお客さんが、ここに来てから寝られるようになったと聞いて、やっていてよかったなぁと思いました」と嬉しそうに話してくれた。
今後の目標をうかがうと、「堺は長くやっている良い整骨院がたくさんある。だからこそ、中途半端なことはできないし、地域の健康のために『接骨院はこんなにいいところなんやで』という良さを広めていきたい」と石井さん。
また、白沢さんは「人々あっての僕らなので、安心して施術を受けて感動してもらえるようにしたい。整骨院が多いからこそ『市羽整骨院だから間違いないわ』と思ってもらえるようにしたい」と答えてくれた。
不調を抱えている方や気になる方はぜひ一度訪れてみてほしい。