お店紹介

寿司屋、居酒屋

和洋彩寿 大翔

お寿司だけじゃない!豊富すぎるメニューが楽しめる一軒

創業30年のお寿司屋さん。寿司屋の枠にとらわれず、お肉のメニューや串カツ、ピザやパスタまであり、居酒屋使いもできるというお店だ。
店主はもともと京橋や北新地で数年間修行を積んでいた。当時はバブル景気で、飲食店は大盛況。
シャリを作る「シャリ切り」の本数も多く、忙しかったので普通5年~10年かかるところを自分でやるしかなかったのだという。
そしてお店を退職したあとに、母親からの紹介でこの場所でお店をオープンさせた。

お母さんがもともとお隣でスナックを経営しており、商売人家系で育ったということから違和感なく自身も飲食の道に進んだという店主。
「怒られることもありましたが、おふくろがいなければ僕はいません」と話してくれた。
仕入れもお母さんからの口利きで鯨専門店の方と繋がり、仕入れの勉強をさせてもらったそうだ。
また、堺魚市場内のおばんざいのお店「大黒庵」の今は亡きマスターと市場で知り合い、煮炊きものを教えてもらったという。
そこに5年間毎日通い、そのマスターからさらにほかの商売人や料理人たちと繋がりができた。
料理の幅を広げようと思っていた時期に、創作料理のスペシャリストたちと出会い、さまざまなアドバイスからメニューが増えていったのだ。
「おふくろや市場の人たち、その出会いとそこから繋がった縁のおかげで今の僕がお店を続けていられるんです」そう話してくれた。

お寿司に限らず、とにかくメニューの数が多いのがこちらのお店の特徴で、その数はなんと常時200種類ほど。
人気メニューは「ほうれん草サラダ」。ほうれん草のサラダをメインに、お寿司のネタや生ハムとクリームチーズなどのトッピングを選んで楽しめるという一品だ。
また、大阪といえば串カツということで、エビと明太子春巻きなど寿司ネタを使った串カツの盛り合わせは、初めて来たお客さんにも好まれるのだそう。
常連さんは定番の域を飛び出し、ピザやパスタを注文。お客さんたちはお店の味を信頼しているからこそ、お寿司以外のアレンジメニューにも興味を持ってくれるのだという。
「1個の食材があれば、10種類のメニューができる。10個の食材で100種類。マジックなんですよ。
メニューが多ければ、その日食べなくても『今度来たときに、あれ食べてみよう』って気になります。その繰り返しでまた来てくれるので、できるメニューはどんどん書いていこうと思っています」と店主。
さらに作ってみたいメニューは増え続け、最近はデザートメニューの開発に取り組んでいる。

もちろん、お寿司屋さんなので寿司ネタの木製お品書きがずらり。店主自ら仕入れたネタで常に豊富なラインナップで提供されている。
将来はお寿司一本のお寿司屋になりたいという、夢を掲げている店主。大学生の息子さんがいて、将来跡を継ぐことにも興味を持ってくれているそう。
「息子と2人でお店に立つのも夢です。おふくろから始まったストーリーなので、孫まで続いてくれると嬉しいと思いますね。
好きじゃないとできないと思うので、ゆっくり見守っていきたいと思います」と話してくれた。

お客さんの年齢層は30代~50代と幅広く、カップルでくる方も多いそう。また、お店の奥は貸切宴会もできるカラオケスナックに繋がっていて、さまざまなシーンで活躍しそうな一軒だ。
「なにか食べたいと悩んだときは、ぜひ大翔へ」と、自信を持ってコメントしてくれた通り、食べたいものが決まらないときや、とにかく美味しくいろんなものが食べたいというときは、こちらを訪れてみてほしい。

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