--> サカイフォート - 堺ゴールデンゾーン

お店紹介

写真店

サカイフォート

写真を撮る楽しみ、残す楽しみを提案する街の写真屋さん

駅前すぐの商店街、街の写真屋さんは今年で50年を越えます。
「とにかく写真をプリントして残して欲しい。今の人は子供のころの写真をデジタルで残せるので便利で良いが、プリントには撮影当時の質感やいつでも手元で楽しむことができる魅力があります。それも味です」
そう話す飯久保仁史さんは、父親から店を受け継いだ2代目だ。
ここで証明写真や家族写真を撮影してもらうこともできるのだと、店頭に飾られたサンプル写真を見てびっくり。店内の一角にあるとは思えない明るく綺麗なスタジオが用意されている。

写真のプリントとスタジオ撮影、そしてもうひとつの大きな取り組みは写真クラブ「フォトわかば」の開催である。
なんとクラブは創業時から続いていて、毎月撮影会2回、写した写真を持ち寄っての講習会が月1回という精力的な取り組みっぷり。
堺市展など、いろんなコンテストに入賞する実力者から、この写真クラブをきっかけにカメラを始めたという方まで、60代から70代のおっちゃんおばちゃんたちが写真を楽しんでいるのだとか。
最高齢は97歳の女性で、カメラ道具を入れたキャリーバッグをゴロゴロ引きながら参加。70代後半から初心者で参加し始めたというのだから、なんともパワフルだ。
「写真を撮るために歩き回ると、細かいところをみるようになるんですよ。普通の人だと気に留めないようなものが、写真を撮ると面白くみえてくる。そういう着眼点に意味があるから写真は楽しいんですよ」と、仁史さん。もう1人の先生と共に、自身も写真クラブで指導者を務める。

かつては南海沿線の各駅前に写真屋さんがあったが、ずいぶん減ってしまった。写真屋さんでプリントするという環境がなくなってしまったのだ。そんな中で、やはり「うちはずっとやっていきたい」という想いがあるという。
写真を撮ること、それを形にして残すこと、そしてアルバムをぱらぱらとめくって振り返る……写真にはそんな一連の楽しさがある。
街の写真屋さんとして、そして写真クラブの主催として「写真を楽しみましょう」というメッセージを発信する仁史さん。
店内には、写真クラブのメンバーが撮影した作品が飾られていて、きちんと月ごとに入れ替えられている。
写真のプリントやカメラ用品の購入にぜひ訪れて欲しい。

お店情報

《この記事のタグ》

《この記事をシェアする》

トップページ /スポット / サカイフォート