--> 若葉屋 - 堺ゴールデンゾーン-古いとこも新しいとこも面白い-

お店紹介

紳士洋品

若葉屋

個性的な品揃え、個人店ならではの選ぶ楽しみ

スタンダードから少し変わった柄まで、ジャケットやシャツが豊富に並び、帽子や鞄なども揃えられている紳士洋品の専門店。店主の藪内義理さんは、奥様のご両親が始められたお店を継がれた2代目だ。
かつては商店街にも紳士服のお店は10軒以上あったというが、今では少なくなってしまった。
「個性を大事にした品揃えで、お店も中途半端に広げようとせず堅実にやってきたからかな。なんやかんやで生き残ってるね」と話す。

バブルの頃は、紳士服も個性的なメーカーが多く、量販店が少なかったため男性たちは専門店で洋服を買い求めた。
お客さんから求められるのは「もっと高いもんないか」、ブルゾンが5万や10万で平気で売れていたのだとか。その世代のお客さんはまだまだ健在。昭和27年生まれの藪内さんよりも年上の世代の方々が「ええカッコ」の装いを揃えにやってくる。
「すごい人は北新地に週3回、毎回服を変えていく。他にも福岡に毎月1回飲みに行く、そのために買っていく人も」
ずば抜けた方々の話も興味深いが、そうでなくてもここで洋服選びを楽しむ人たちは普段から喫茶店や病院に行くにもきちんとおしゃれをしていく。外に出る時はオシャレをして、その先で褒められたら嬉しい、そしてそれが元気の源になるのだという。

「売れても同じものは追いかけずに、売り切ってしまう。次にお客さんが来た時に『まだあるわー』って思われたくない」と話す藪内さん。トレンドもチェックしながら、お客さんの流れをみて、顔を思い浮かべながら量販店や百貨店にはない品揃えをしている。お店を継ぐ前からアパレル業で働いていたそうで、休みの日でもショッピングセンターで並んでる品や行き交う人たちの服装には自然と目がいってしまうのだとか。
しかしコーディネートに関しては「家内の方が上手。飾ってるのもほとんど家内のコーディネートで、やっぱり女性の感性すごいね。それにお客さんも自分の好みがあって選ぶから、こっちからおすすめってほとんどしない」とのこと。
80代のお客さんたちが「これどこで買うたんって聞かれた」「病院で褒められた」と嬉しそうに話す。そんな話を聞くのが藪内さんの喜びだという。

お店情報

  • 名称
    若葉屋
  • 所在地
    〒590-0077 堺市堺区中瓦町1丁3-10
  • 営業時間
    10:00~19:00
  • 定休日
    第3火曜(不定休)
  • TEL
    072-233-0451
  • WEB


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