--> 堺東ではしご酒 ひとり酒 vol.1 - 堺ゴールデンゾーン-古いとこも新しいとこも面白い-

ゴールデンゾーンの
歩き方

堺東で
はしご酒 ひとり酒 vol.1

所要時間:

高砂屋

堺東といえばここ!ツウが集まる老舗飲み屋

”堺東ツウ”を語るなら、高砂屋を知らなかったらモグリ…なんて声もあるほどの、堺東きっての老舗飲み屋。コの字型のカウンターで、常連客はいつものスタイルで酒席を楽しみ、一見さんは膨大なメニューの中から注文を吟味。人気の定番は「たたきごぼう」「だし巻き」「どて」などで、84歳の店主自ら厨房に立ち調理する。提供するサービスに厳しい反面、店主は人情味にあふれる人柄で、お客さんからもスタッフからも人望が厚い。酢味噌や田楽味噌など、調味料もすべてオリジナル。他店の店主も「堺東で飲むなら高砂屋に行かなあかん」と言うほどだから、その支持率は本物だ。正午からやっているので昼飲みにも。

味ごよみ 淳平

シンプルな和食にマニアックな日本酒を

料理に合わせたお酒を楽しめる居酒屋。毎日店主が市場で目利きした新鮮な魚を、素材に合わせてお作りや煮付けに。「お酒はお任せで」とお願いすると、「ステーキに濁り酒の熱燗」など意外な組み合わせも飛び出すが、飲んでみると驚きと納得。固定概念にとらわれないスタイルも魅力で、有名銘柄の中でもマニアックなチョイスをするなど日本酒好きに嬉しい一軒。お喋り好きの店主が、お客さんを見渡せるようにとカウンター8席のこぢんまりスタイル

お好み焼、鉄板焼 じゅらく

昼飲みから宴会まで、昔ながらのお好み焼き

レンガ造りの外観に、窓にはステンドグラス、創業63年の歴史を感じられる雰囲気が漂う。お好み焼きは目の前で焼き上げるスタイルで、マヨネーズで細い線を描く仕上げもここならでは。その味は長年愛されてきた間違いない美味しさだ。
「常連さんは自分で焼く人もいて、手を加えられても僕は全然嫌じゃないです」と3代目は笑い、そんな気安さも嬉しい。
一番人気は、お好み焼きと突き出しとビールで1,080円という破格のセット。昼下がりのビールを楽しむベテラン常連から、夜は宴会で鉄板焼きを囲む若者まで、老若男女が集う店。

お酒処 虎屋

おでんにカレー、豊富なメニューが楽しい酒場

人気は虎屋名物おでん。一番出汁でとったおでん出汁を継ぎ足して毎日仕込んでいるそうで、季節問わずたべられる。他にも一品料理が70種類以上。店主のオススメは、牛すじをトロトロになるまで煮込んで作るカレーライス。牛の旨味が溶け込んでいて、ランチにも酒のアテにもなる逸品だ。年季の入ったカウンターから見える調理風景や、オリジナルの伝票など、趣ある雰囲気の中で何を頼もうか悩む時間も楽しい。営業時間はなんと朝9時からで、どの時間も幅広い年齢層が肩を並べる。

花梨 麻婆酒家 堺東店

アテは本格麻婆豆腐、旨辛中華でお酒が進む

「ちょっと飲みながら麻婆豆腐が楽しめる」というコンセプトでオープン。母体は老舗中華料理店なので、料理の味は本格派。麻婆豆腐は、中国醤油や花山椒など本場のものを使用し、豆腐は触感を味わえるように大きさを調整するなど、旨味と辛味とこだわりがギュッと詰まっている。出来上がりを待つ間、中華鍋から立ち上がる湯気も食欲をそそる。ピータンや揚げ餃子などリーズナブルな一品もちょい飲みにはありがたい。お店の人とのお喋りを楽しみにやってきて「ついでに麻婆を食べる」なんてお客さんもいるのだとか。

黒毛和牛専門 焼肉・冷麺 紅梅園

目利きに自信、和牛にとことんこだわる焼肉店

昭和36年創業、風格漂うこのお店のこだわりは、何といっても肉の質。卸にも修行に行っていた店主が選りすぐりを仕入れていて、同業もお客さんとして足を運ぶほどというから、その目利きは本物だ。イチオシは”幻のハラミ”と呼ばれる「上ハラミ」。さらに「ロース」も産地証明書のついた国産黒毛和牛のものという極めっぷり。キムチやタレは改良に改良を重ねた自家製のものばかりで、しっかりと脇を固める。
親子3代で通うお客さんもいて「やっぱりお肉は紅梅園」と常連さんたちからの信頼は厚い。

堺東には人懐っこくて個性的なお店がたくさん。美味しいご飯に、あっちで一杯こっちで一杯と飲み歩けば、この町が一層楽しくなる。出会った人たちとお喋りして、また次の場所へ。
ゴールデンゾーンの名店たちをご案内。

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